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合成繊維と天然繊維

衣服をつくる為の布は、昔は綿、絹、麻、羊毛などの天然繊維でしたが、
戦後、石油や石炭を原料とした合成繊維が生産されるようになりました。
そして、日本の産業が成長するにつれて、日本の衣料業界は合成繊維が広がっていきました。
ナイロンストッキングが流行したのもこの頃からです。

「戦後強くなったものは、女性と,靴下である」
といわれ、ナイロンの靴下が主流となっていきました。
合成繊維は、洗濯が楽、アイロンがけもいらない、日が当たっても変色しない、
自由な色使いができるなど、とってもおしゃれができて、しかも値段が安いので
日本だけでなく世界中で合成繊維が広がっていきました。
けれど、石油や石炭からつくられている合成繊維があまり心地よくないと
気づく人が増えてきました。
石油や石炭からつくられた合成繊維は、
吸湿性を付与するために、糸の形状を変えたり、吸湿材をつけたり、
いろいろな工夫をしていますが、素材としては、水分を吸収せず、吸湿性は
ゼロに近いのです。

それだけではなく、ナイロンは本来は固い物質なのです。
そのままでは、すれて皮膚炎を起こすので、柔軟仕上げ加工がしてあります。
ですから肌の弱い人には、固くて柔軟仕上げ剤が加工してある
ナイロンで皮膚が炎症を起こす事があるのです。

ところが、天然繊維には、もともと繊維としての特徴として
吸湿性、放湿性、保温性、通気性に優れています。
人間の皮膚は呼吸していて、常に水分を蒸発しています。
天然繊維では、蒸発した水分を放湿して皮膚や血液の温度を調節してくれるのです。
けれど、吸湿性がゼロに近い合成繊維では、水分を吸収せず、
肌着や衣類としては、致命的な欠点といえます。

なので、絹、綿、麻、ウールなどの品質の良さが改めて見直されるのは
当たり前のことかもしれませんね。

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